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この映画は当時の地元新聞社を通して日本航空123便墜落事故を見つめたものではなく、むしろ全く逆で日本航空123便墜落事故を通して北関東新聞社という地元新聞社を舞台にした人間ドラマを見つめたもの。
だもんで、救助がなぜ遅れたのかという話は具体的には語られない。
(地元消防団などの台詞がちょっとあるだけ)
この業界にいなくても楽しめるが、ちょっとでもこのての業界をかじった人なら編集部と販売部・印刷部、広告部と整理部、さらに地方紙と全国紙・NHKなどの対立や嫉妬などのぶつかり合いがかなりリアルに描かれていて楽しめるんじゃないだろうか。
というか、この映画はこのへんの人間VS人間のぶつかり合いがキモ。
個人的に一番好きなシーンは堺雅人扮する県警付きの社会部キャップが、墜落のニュースを聞いて現場に向かわせてくれと電話で全権デスクに頼むシーン。
二度と地元新聞で扱えないような事件で昂ぶる感情を抑えてクールに電話で喋るシーンがかなりのもの。
ちなみにNHKドラマ版のほうが長いので細かい描写はNHKドラマ版のほうが良い感じなのだが、この映画版はそのぶん御巣鷹山のシーンがリアルに作り込まれていて、まぁどっちも面白いですw
というわけで、映画版は映画版でも十分楽しめる出来で80点
で、こっちがそのNHKドラマ版。どっちも面白いのでオススメです。
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